欧米では感謝祭やクリスマスなど特別な日に食べられる七面鳥ですが、日本ではめったに食べることはありません。
七面鳥はスーパーやコンビニでもほとんど見かけることはなく、料理として提供するレストランも数が限られます。
では、なぜ日本では七面鳥を食べないのか?その4つの理由と共に入手する方法について解説します。
日本では七面鳥を食べない4つの理由
ここでは、日本で七面鳥を食べない理由について解説します。
日本では七面鳥を食べない理由は、4つあります。
日本での生産量が少ない
日本で七面鳥を食べない理由1つ目は、鶏のように全国に広まらず生産量が少ないことです。
日本国内において、七面鳥を飼育生産している業者が少なく余り多く出回ることがありません。
また、日本では七面鳥は感謝祭やクリスマスのごちそうのイメージが強いため、年末年始の時期にのみ注目されがちです。
その事情もあって、1年を通してのスーパーやコンビニなどで売られていることはあまりなく、一般家庭に広まる機会が少なかったと言えるでしょう。
すぐに手に入らない
しかし日本のスーパーで丸ままの七面鳥🦃なんて見たことないですよね!日本ではかなり珍しく、もし手に入ったとしても大変高価になってしまうのです…
— 【公式】ドクターエア 彩子 (@DOCTORAIR_COM) December 24, 2020
そこで、日本でのクリスマスのごちそうの代替品として火つけ役になったのが、かのひげのおじさんのフライドチキンチェーンでした‼️
そもそも日本のスーパーには売ってませんよね、七面鳥・・・それすらわかってないアメリカ人も多いですが😂
— ランサムはな│Hana Ransom, CT 🇺🇸🇯🇵在米翻訳者&ユーチューバー (@HanaKRansom) April 4, 2023
日本で七面鳥を食べない理由2つ目は、輸入品が主なのですぐ手に入らない事情があります。
前述のとおり、国内では生産量が少ないため、価格も鶏や豚、牛に比べて高めで気軽に手に入りません。
また、七面鳥は主にアメリカまたはカナダで生産されており、冷凍での輸入品がほとんどです。
手に入る精肉店やスーパーなどで、前もっての準備や予約するなどが必要となります。
鶏より大きく調理が手間
11月はアメリカではクリスマスと並ぶ大切な祝日、感謝祭があります。ディナーは七面鳥のローストが代表的。スーパーでは既に丸ごと冷凍されてるのが売り出しに。10kg以上のもあり解凍には2−3日かかるので、感謝祭のためには早めに用意しておかないと🦃 #51103おは戦🍺be #七面鳥#アメリカ生活 pic.twitter.com/yv5NEgkuwd
— けい l 世界を旅する副業案内人 (@KeiSupport5) November 2, 2023
日本で七面鳥を食べない理由3つ目は、鶏より大きく調理に手間がかかることです。
七面鳥は鶏の約3倍の大きさであるため、一般的な日本家庭のオーブンに入らず調理時間が長くかかります。
また七面鳥のほとんどは冷凍した輸入品であるため、解凍する時間も必要です。
七面鳥の丸焼きを作る場合は、相当な手間ひまがかかるため、気軽には作れないと言えるでしょう。
KFC(ケンタッキー・フライド・チキン)のマーケティング戦略
日本で七面鳥を食べない理由4つ目は、KFCことケンタッキー・フライド・チキンの日本でのマーケティング戦略があります。
KFCによれば、日本にオープンした1970年代はじめに日本在住の外国人が「七面鳥が手に入らないから、KFCのチキンを代わりにする」と言って買ったとのことでした。
諸説ありますが、クリスマスキャンペーンを繰り広げるきっかけの一つとなり、その後はチキンをメインとしたパーティバーレルを売り出し、現在も続く人気商品です。
こうしたマーケティング戦略により、日本ではクリスマスは七面鳥よりも「チキン」のイメージが強くなりました。
日本で七面鳥を入手するには?
日本では生産量が少ないため七面鳥を積極的に食べないのですが、最近は通販などで出回っているため、入手しやすくなっています。
ここでは、七面鳥を入手する方法について紹介します。
通販で買える
日本では食べない七面鳥を、確実に手に入れるには通販を利用するのがおすすめです。
楽天やAmazon、Yahooショッピングより、七面鳥を扱う精肉店を見つけることができます。
調理前の丸ごとサイズの七面鳥だけでなく、調理したターキーレッグやハムなど品数も豊富です。
また、丸ごと調理した七面鳥を日本人好みの味付けにして予約販売している専門店もあります(扱っているお店はこちら)
年末は特に人気が高く売り切れるので、早めに予約を取ると良いでしょう。
コストコで買える
コストコででっかいターキーが売っています
— CBCヒッキー@JRA個人馬主 (@headliner_cbc46) November 19, 2023
これ見ると感謝祭近いと感じてます
コストコが日本に進出したことにより、あまり食べない七面鳥が手に入りやすくなりました。
そのおかげもあり、徐々に日本人にも七面鳥が受け入れられています。
コストコでは、アメリカでは一般的な冷凍ターキー「バターボール」をはじめ、調理済みのターキーレッグやハムなどの加工品もあり、品数が豊富です。
通販サイトもありますが、年末は特に売り切れるので近くに店舗がある場合は直接出向くことをおすすめします。
スーパー・マーケットで手に入る
日本で生活されているアメリカ人も多いですので、クリスマスシーズンになると七面鳥が売られはじめます。3kgまでのものであれば、ザ・ガーデン自由が丘のようなスーパーでも売られています
— 猫村ゐき (Nekomura Wiki) (@lll_anna_lll) November 3, 2023
7、8年足を運んでいませんが日進ワールドデリカテッセンは「日本のオーブン入らんやろ」なサイズまでありました
昔、会社に来てたアメリカ人の英語教師が「日本では七面鳥が手に入りにくいけど、日系ブラジル人が経営しているスーパーにはあるので、そこで買ってる」って言ってたな。
— T.M.@ちぇるり隊 (@vha30) December 23, 2020
日本では食べないと言われる七面鳥ですが、最近はスーパー・マーケットやデパートでも期間限定ですが手に入るようになりました。
元々年末年始に出回る七面鳥ですが、米系スーパーのコストコ進出や通販の影響もあり、手に入りやすくなっているようです。
特に手に入りやすいのは、ガーデン自由が丘などの輸入食材を扱うマーケットや外国人が経営するお店で扱っている話を耳にします。
日系のスーパーマーケットは、一匹丸ごとよりはターキーレッグやハム系など一部が多いようです。
行く前に扱っているかどうかを問い合わせしておくと良いでしょう。
日本でも七面鳥を気軽に楽しもう
ここまで、「日本ではなぜ七面鳥を食べないのか」その理由と入手する方法について、解説しました。
日本で食べない理由は、
生産量が少ない
輸入がメインで手に入りにくい
鶏より大きく調理しづらい
KFCによる戦略による影響
などが挙げられます。
しかし、一昔前と違い最近はコストコや通販などで手に入りやすくなりました。
なじみの薄い食材ですが、まず気軽にお手頃な調理済みターキーレッグから味わってみると良いかもしれません。
その後は感謝祭やクリスマスなどの特別な日に、伝統的な七面鳥料理を作って楽しんでみてはいかがでしょうか?
きっと思い出深い一日となることでしょう。
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